声優事務所・声優業界について

声優として成功している人の共通点

声優として成功している人の共通点

事務所に入るのも大変、売れるのも大変な声優。実際どんな人が売れているんでしょうか。
成功している人から、声優に必要な性格をまとめました!

 

私は、声優業界でオーディション担当や、マネジメントなどに長い間携わってきました。

最近ではこの経験を元に、声優志望の方に向けて「オーディション審査員・事務所」側の立場で記事を書かせていただいております。

専門学校の先生や元声優さんなどの対策記事は多いですが、実際の決める現場からの声は少ないと思います。

是非、これをきっかけに声優としての第一歩を踏み出していただけたら幸いです。

 

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はじめに

 

今まで多くの声優さんを送り出してきた立場として、皆さんにお伝えできることがないかなと思った時に、今売れている声優さんの性格や仕事への向き合い方は参考になるかなと思いました。

実際売れてしまうと自分の中で「世界観」「キャラクター」が確立してしまうので、性格の根本の部分ではわからないことが多いですよね。

そこで、今回は売れている声優さんに対して私が感じた「性格」の共通点をまとめてみました。

 

自分にその声優さんたちと「性格の共通点」があるかチェックしてみるのも面白いかもしれませんよ☆

 

※全ての方に当てはまっているわけではないので、今までの経験則をもとに記事を書いていますのでご了承ください。
「この性格だから成功した」というものではありません。「成功した人にこういう方が多かった」と思って読んでください。

 

売れている声優の性格の特徴

 

根本としての性格

 

何よりもまず、最初にお伝えしたいのが、「いい人」ということです。

はやり声優事務所もアニメ制作会社もコンテンツホルダーも、「一緒に仕事したい人」を求めています。

ちゃんと挨拶ができる、調子に乗らない、人にやさしくできる、人と人を比較しない。

このような意味での「いい人」とは一緒に仕事したいと思うので、本当に売れている人はちゃんとそれができています。

傾向としてこれができていない人は、今の声優戦国時代の波に飲まれて数年後には名前を聞かなくなっています。

 

メンタル

 

まず最初に多くの方が理解はしていると思いますが、声優業はメンタルのコントロールが大事な職業です。(どの職業もそうですが)

多くの新人声優が、日々のレッスン、オーディションのテープ録り、事務所での争いなどで心が疲弊していきます。

 

ポイント

「私は声優としてやっていけるのだろうか」
「他の人よりも演技ができない。。」
「オーディションに通らない」

 

などなど当たり前のように不安になり、演技することが怖くなります。

売れている人は、もちろん同じように悩みますが、演技に迷いがなく、ちょっとしたことでも指摘したところは次の収録では改善してきます。

おそらく、落ち込みの切り替えが早い人間です。

なので、自分の中で負の感情をコントロールして、早めに切り替え「どうしたら良くなるか」を考えるようになります。

落ち込まないには「できるようになる」「オーディションに受かる」しかないのは分かっているので、そのために今の自分が何ができるか逆算して考えています。

 

「なぜできない」ではなく、「どうしたらできる」と自然に考えられる人が多かったイメージですね。

 

 

才能

 

才能と言っても、演技や歌の話ではありません。

個人的に一番大事だと思っているものが、「努力する才能」ですね。

 

ぶっちゃけ、声質は個人個人で違うものを持っているので唯一のものですし、演技力は勉強すればある程度は見につきます。

そういう意味では、自分がやらなきゃいけないことを分かっていて、そしてそれに向かってとにかく頑張れる人が売れている傾向にあります。

 

俗にいう、努力している人が売れるのではなく、売れている人は必ず努力している。というやつです。

 

実際自分が出会ってきた声優さんで、まだ売れたまでは言えないですが、オーディションのテープを録るまでに、練習で喉から血を出すまで練習してくる人がいました。(それはやり過ぎだがw)

その方に関しては、上記で言う「メンタル」に関してはそこまで強くはなかったのですが、「切り替え」は早かったですね。

とにかく落ち込んで、連絡をしてきてガーっと泣いて、それで終わり。

 

やりすぎてしまうくらいのことが当たり前になっている人は、どんどん伸びていきます。

 

もちろん、努力の捉え方は人それぞれ全然違うので、努力する才能は今までの環境に依存する場合が大きいです。

Twitterなどでも言っていますが、声優に対してだけではなく、受験、スポーツ、部活などなんでもしっかりと向き合ってきた人はその点で有利だと思います。

習慣は環境で変えられるので、この才能も自分次第で身に着けられるものだとは思います!

 

 

作品が好き

 

もう一つ、「アニメ・本・演劇などの作品がとにかく好きな人」も多いイメージです。

同時に、学校の国語の点数がやたら高い人(国語だけ得意という人も偶然多い…)にもたくさん会いましたね。

アニメだけでないというところが重要なポイントです。

 

色々な演技を見ていて、絵・動き・字あらゆるところで演技を感じられる人なので、演技の引き出しが多いです。

スポーツや実際の趣味が多くない方でも、こういう趣味があると演技の引き出しを多くすることができます。

 

あと、これも良くTwitterで言ったりしていますが、歌の上手い人は演技も上手くなる傾向が強く、売れている声優には多いです。

人は現代では演技よりも歌の方が身近にあるので、演技力は歌唱力のあとにつく方が多くなっています。

そういう意味では、ちゃんと歌でその歌詞の世界観を表現できるような人は演技に関してのカンが良くなり、自分の中の答えに最速でたどり着くことができていますね。

 

声優は、ポップスというよりは「クラシック」に近いジャンルだと思っていて、どれだけ作者が伝えたいと思っているかを表現できることが大事だと思います。

ポップスは自分で想像して作っていくもの、クラシックは作者の意図を楽譜から想像して音で表現していくものですね。

 

 

妄想力

 

声優ファンの方もなんとなく分かると思いますが、とにかく「キャラクターへの愛がすごい」人も多いです。

勝手に、そのキャラクターならどんな風に言うかな。などなど、妄想を膨らませています。

クラシックとは言いましたが、オーディションで来る資料などには原作がない作品も多くあります。

プリキュアでは、細かい設定もわからない。台詞と色が分かっているくらいです。

そこに上記の読解力と傾向、そして妄想がばっちりハマった時に、びっくりするくらいの演技が生まれます。

それは独りよがりな妄想ではなく、少ない設定と傾向に基づいた妄想力です。

カンがいい。というのもこういうところからくるのかもしれませんね。

 

中には、独特の感性を持った声優さんもいて、その演技の方向性を「色」や「匂い」などで例えたりする人もいるくらいです。

 

 

話を聞く態度

 

もう一つの要素が、「ちゃんと人の話を聞く」人ですね。

逆に売れていない声優さんの中には、「なんでこの演技じゃダメなんだろう」「私がこれだけ考えたのになんで違うの?」と思ってしまう傾向にあります。

上記でも述べましたが、声優の演技はクラシック。

演技の正解は制作者・原作者が持っているものなのです。

 

自分の解釈が間違っていないと思うと、人の話をちゃんと聞かなくなります。

人から習う時に、いくら間違っていると思っても「まず相手の話を最後まで聞いて返事」をし、反論があっても「まずは自分の中で消化」してみてから、それでも疑問が残る場合聞きに行くというのが正しいと思っています。

自分が正しいと思っている演技からは、「キャラクターに寄り添う」演技は生まれません。

一番はその態度は相手にも伝わるので、印象が悪くなりますね。印象が悪いとオーディションにも出してもらえないですし、受かりませんよね。

 

 

過去の経験

 

あと、これは経験しようと思ってもできる事ではないのでおまけではありますが、圧倒的に売れている人は負の経験のトラウマがある事ですかね。

一番多いのが、「いじめられていた」「引きこもりだった」という話です。

 

色んな声優さんのインタビューで見たことがあると思いますが、多くの声優さんが「苦しい時期にアニメに救われた」ということを話しています。

もちろん、私の身近な声優さんでもそうです。

中学時代不登校になって、家にいるときにアニメをたくさん見ていて、それを遊び感覚でマネするようになって声優に興味を持った。

という方も何人か聞いたことがあります。

やはりすべてにつながることかもしれませんが、「頑張れる理由がある」ということは人の原動力になりえることだと思います。

 

少なからず、皆さんにもそういう経験がある方が多いと思いますので、それをエネルギーに出来ると良いなと思っております。

逆に言えば、友達が多い方もその友達との付き合いで色々な感情を経験したりすると思うので、そこを生かせるとも思っているのできっかけはなんでも良いと思います。

 

 

おわりに

 

ビジュアルや見せ方は「仕事が始まってから」身に着けていくものだと思っています。

嫌でも人前に立つことになったり、大勢の前で演技することは人を意識の面でも変えてしまうと思います。

なので、声優志望として声優を目指している今は、「自分の根本の部分」を見つめてそこを伸ばしてほしいと思っています。

 

今回は簡単にはなってしまいましたが、体験談から売れている声優の性格の特徴や共通点を書かせていただきました。

 

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

 

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