声優事務所・声優業界について

声優のキャストオーディションのリアル

声優のキャストオーディションのリアル

声優であれば大御所新人関係なく受け続けるキャスティングオーディション。実際にどのように行われるかをご紹介いたします!

 

私は、声優事務所にて新人発掘やマネジメントを経験してきました。

その経験を踏まえて、声優志望の方に向けてオーディション対策や声優業界の実態についてリアルな記事を書いております。

あまり世間には知られていないような情報も発信していきますので、是非読んでいただけたら幸いです。

Twitter(https://twitter.com/blue_mondayblog)でも発信をしておりますので、是非チェックしてください!

 

はじめに

 

この記事を読んでいる方は、まだ声優事務所に所属されていない方、もしくは養成所で学んでいる方だとは思います。

確かに、声優事務所と契約を結ぶということは簡単ではないと思います。

ただ、本当に大変なのは声優事務所と契約してからやってくる「キャストオーディション」や、「キャストが決まってから」だと思っています。

 

以前声優アワードの予想記事でも資料を載せさせていただきましたが、一年間でアニメに約ありで出演している人数は1000人弱。

事務所に所属している声優は10000人いると言われているので、事務所に所属している声優の9割はアニメに出演していないことになります。

さらにその中で声優として生活できる人となると200人~300人しかいないと言われています。

 

そんな中で戦っていくということを事務所に入る前から考えておかないと、「声優事務所に所属して満足」する声優になってしまうと思います。

今回は、その「キャストオーディション」はどのように行われているかを参考に書きたいと思います。

 

絶対に声優になる前にイメージしておくことで、なった時のギャップでメンタルが左右されにくくなるので、声優志望の方は絶対に目を通してください!

 

2019年10月クール~2020年1月クールまでの声優のアニメ出演数ランキングはこちらの記事から!

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アニメのキャストオーディション

 

アニメのキャストオーディションの順序としては

 

ポイント

事務所にオーディションの案内が来る⇒テープ収録をする⇒テープやプロフィールをまとめて提出する⇒スタジオオーディション⇒決定(その前に面談のこともあり)

 

の流れになります。

まずは、制作委員会や音響制作会社がキャスティングに関して打ち合わせをし、大体のキャラの声のイメージを固めます。

そこで音響制作会社がまとめたお勧めの声優を元に、各事務所に案内をします。(指名がない事務所でも付き合いがあれば案内がくる)

アニメ制作の方は、アニメを作ることのプロなので、実は声優に詳しくない方もいたりします。(というか多い)

その場合は音響制作が指揮をとって声優事務所に呼びかけ、スタジオオーディションで原作やアニメ制作にチェックしてもらうということです。

 

 

テープオーディション

 

だいたいオーディションの案外が来るときは、音響制作会社からメールが来ます。

 

その時の案内はこんな感じです。あくまでも参考例なので、このような形で連絡が来るということを参考にしていただけたらと思います。

(たぶん誰も公開していないので、転載厳禁でお願いいたします。)

 

⇩⇩⇩⇩下記メール内容⇩⇩⇩⇩

 

メモ

ぶるまん様

お世話になっております。

〇〇〇〇〇〇〇です。

新アニメ『〇〇〇〇〇〇〇〇』テープオーディションのご相談です。

当オーディションは1次選考でテープオーディションを行い、2次選考でスタジオオーディションを受けていただく形になります。

ご足労をおかけして申し訳ありません。

下記作品概要になります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

作品名:〇〇〇〇〇〇〇〇
放送時期:20〇〇年〇月放送(1クール)
監督:〇〇〇〇
アニメーション制作:〇〇〇〇〇〇
音響監督:〇〇〇〇
音響制作:〇〇〇〇
担当:〇〇〇〇〇

●オーディション対象キャラクター

・キャラクター名 〇〇〇〇 高校2年生 男
・キャラクター名 〇〇〇〇 高校2年生 女
・キャラクター名 〇〇〇 先生 30歳くらい 男

●オーディションご参加希望役者様

〇〇〇〇様 (〇〇〇〇役でお願いいたします)
その他おすすめの役者がいらっしゃいましたらご提案をお願いいたします。
1キャラクター3名まででお願いいたします。

●アニメーション収録スケジュール

20〇〇年〇月~〇月末まで毎週木曜日10~15時もしくは16時~21時

●オーディションスケジュール

①テープオーディション(〇〇月〇〇日締め切り)
②スタジオオーディション(〇〇月〇〇日予定)
③キャスト確定

●オーディション資料

オーディション資料をダウンロードの上、セリフの収録をお願いいたします。

URL:https://〇〇〇〇.dropbox.co.jp/〇〇〇〇〇〇〇〇〇

内容:オーディション原稿・原作・エントリーシート
※セリフを読む前に「役者様のお名前」「キャラクター名」を言ってから収録してください。
※セリフは1ファイルにまとめてください。

●確認事項

・キャラクターソング
・OP&ED歌唱
・イベント出演・歌唱
・ラジオ出演
・ニコ生出演
・取材の可否
・コスプレの可否

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上になります。

何か質問等ございましたらお問い合わせください。

何卒宜しくお願い致します。

〇〇〇〇〇〇〇

 

という感じで送られてきます。

これにデータ添付で

 

ポイント

オーディション原稿
エントリーシート
原作データ

 

があるという形ですね。

この資料を元に原作を読んだりキャラ絵や設定資料を見ながら、マネージャーと声優で方向性を考えながらテープ収録していきます。

テープ収録前に自分の家で録ったのを送ってくれて、先に固めてからくるという声優さんもいますね。

 

原作のデータも全部ではなかったりするので、事務所で用意したり声優も自腹で買ったりして自分なりに研究をしてきます。

1キャラクター大体40分~45分くらいで収録しますが、その際はマネージャー同席で自社スタジオなどで収録することが多いです。

 

 

スタジオオーディション

 

テープオーディションの資料を提出してから早くて2週間くらいで同じく音響制作会社からメールが届きます。

テープオーディションのエントリーシートにもスタジオオーディションに進んだ場合のスケジュールが書いてあることが多いので、そのスケジュールの改めての確認という感じですね。

 

⇩⇩⇩⇩下記結果メール⇩⇩⇩⇩下記

 

メモ

ぶるまん様

お世話になっております。

〇〇〇〇〇〇〇〇です。

この度は、アニメ『〇〇〇〇〇〇〇〇』オーディションにご参加いただき、ありがとうございます。

テープ選考の結果、下記役者様が記載の役にて候補に残っております。

〇〇〇〇役 〇〇〇〇様

残っている役者様は改めてスタジオでのオーディションを実施させていただきます。

詳細は改めてご連絡いたします。

上記以外の候補者様は、今回大変申し訳ありませんがご期待に沿えない形となってしまいました。

キープしていただいていたスケジュールはお戻しいたします。

引き続き、何卒宜しくお願い致します。

〇〇〇〇〇〇〇

 

このような形で連絡が来ます。

もちろん、全員スタジオオーディションにすら残れないということも良くあります(指名いただいていた方も全然落ちます)

その場合は、「ご期待に沿えない」という旨と「スケジュールのバラシ」の内容のメールになりますね。

 

何度落ちてもオーディションに落ちなれるということはないので、結果報告をする時が一番この仕事をしていて嫌な時かもしれません。

 

スタジオオーディションが決まったら、何度か事務所に呼んで最終的なキャラ感の確認をしたり、なんでテープが通ったのかなど分析しつつスタジオオーディションに臨みます。

 

そして、スタジオオーディションでは、たくさんの事務所の声優が一同に集まって同じスタジオで時間を区切りながらオーディションをします。

その際に、大物声優も新人声優も関係ありません。

新人声優でテープオーディションに合格してスタジオに呼んでいただけて、オーディション会場に言ったら控室にいたのが内田真礼さん、佐倉綾音さんクラスの人ばっかりだったということも良くあります。

 

 

キャストオーディションに受かったら

 

上記のキャストオーディションを勝ち抜いて、スタジオオーディションの評価も良く最後の数人に絞られたタイミングで連絡があったりします。

その際は、改めて稼働スケジュールや、どのくらい協力してくれるのかというところを細かく聞かれるので、なるべく協力する形で返答します。(どの事務所も同じように返していると思いますが…)

場合によっては面談に呼ばれてマネージャーと制作の偉い方で話すような時もあります(これかなり緊張する。声優の人生かかっていますから)

 

そのうえで決定連絡があり、晴れてキャストとして合格という形になります。

実際1キャラクター100名受けたとしてたった1人しか合格できないので、120点以上の演技をしないと土俵にすら上がれません。

いつも自分が行っている「最初に若いからと言って仕事が来ても、実力が伴わないとすぐに消える」というのも、このオーディションでは何も誤魔化すことができないからというのもあります。

 

どんな声優も平等にみられて、「キャラクターにいかに合うか」だけが考えられる世界です。(稼働が多い案件だと若干の年齢や稼働しやすさも考慮されますが)

その代わり、新人声優だからと言って落ちることはないので希望にも思えますね。

 

さいごに

 

今回は実際に声優事務所に入ってどのような形でキャストが決まっていくのかをご紹介させていただきました。

何度も言いますが、声優事務所に入ってからがようやくスタートラインです。

声優事務所の所属オーディションで落ちる以上に作品のオーディションはたくさん落ちまくります。

それに立ち向かえる精神力がないと、声優としてはやっていけないと思うので覚悟していただけたらと思っています。

 

声優として売れている人にどのような性格の方が多いのかをまとめてもいますので、一度自分を見つめなおしてみても良いのではないかなと思います!

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最後まで読んでいただきありがとうございます!

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