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ヒューマンアカデミー「オーディション必勝マニュアル」を審査員が検証してみた!

ヒューマンアカデミー「オーディション必勝マニュアル」を審査員が考察してみた! (1)

ヒューマンアカデミーの資料請求をすると手に入る「オーディション必勝マニュアル」。その内容についてオーディション担当者が検証します!

 

はじめまして、ぶるまんと申します。

声優事務所で新人発掘や育成を行っており、その経験を踏まえて声優志望の方にオーディション対策や声優業界に関しての記事を発信しています

声優になりたい、声優業界の裏話が知りたいという方に是非見ていただきたいです⭐

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はじめに

 

以前記事でご紹介させていただきましたが、年間で所属オーディションが393回90社あり、大和田仁美さんや小林大紀さん、熊谷健太郎さんなど多くの声優を輩出しているヒューマンアカデミー

半年コースでもしっかりと所属オーディションが受けられることで短期で所属を勝ち取りたい方にはお勧めの専門学校です。

そんなヒューマンアカデミーの資料請求をするともらえる「オーディション必勝マニュアル」

今回、そのマニュアルを知人から手に入れたのでそこに書かれているものと、実際の声優オーディション担当者の考えが同じなのか、違うのか検証してみたいと思います。

 

こちらの冊子、大きく分けて5つのSTEPから構成されています。

 

ポイント

①書類審査
②入室
③自己アピール
④実技審査
⑤質疑応答

 

まず言っておきたいのが、この必勝マニュアルは「声優・タレント・俳優・モデル」全ての方用に書かれたものであること

同じオーディションでもジャンルによって全く見るところが変わります。

なので、若干総合的に書かれているということを前提にお話しさせていただきます。

(私自身は全てのジャンルの審査員もした経験があるのでわかりますが、今回は声優について書いていきます)

 

ヒューマンアカデミー「オーディション必勝マニュアル」

 

ヒューマンアカデミー入学案内

資料請求すると学科案内・総合案内・募集要項・隠れた才能発見テストも送られてくる。

 

 

ヒューマンアカデミーの詳細はこちらの記事で紹介しています。

最速で声優事務所に所属するならヒューマンアカデミー半年コースがオススメ!
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書類審査について

 

 

一つ目は、「書類審査」に関してです。こちらの項目では

 

ポイント

①まず、字がキレイであること
②写真で合否の半分は決まる!?
③自己紹介ではなく「アピールを」

 

と書かれています。

 

事務所側の見解

 

この項目に関しては、昨今WEBでの応募が主流になってきているということもあり、一概には言えません。(響のオーディションのように郵送必須のところもありますが)

そして写真に関しては、必ずしも「写真が重要」というわけではありませんが、以前から言っている通り審査員は写真でしかご本人をイメージすることができません。

そのため、どうしても写真の写りが暗かったり背景がごちゃごちゃしていると印象は良くありませんね。

シンプルな背景と、清楚な服装(ダボっともしてなく、個性が強すぎないもの)、そして表情に関しては自然な笑顔が好まれると思います。

何にしても「清潔感」のある写真を目指しましょう!

 

自己紹介の部分に関しても、本文では「きっかけや憧れの声優などの記入はキケン」と書かれています。

ただ、これに関しては憧れや好きというよりも、「目指していきたい声優像」という形で書くのであれば審査員側もイメージしやすいと思います。

そこには客観的に見た自分の声質・タイプ・友達からの扱われ方などを記入すると人間性が分かりやすいかもしれませんね⭐

 

声優オーディションのエントリーシートに関してはこちらで細かく話しています。

声優オーディションの書類審査-声優志望者の落とし穴とは

 

入室について

 

 

二つ目は「入室」について

 

姿勢、目線、歩き方、立居振舞のすべてを見ます
人の第一印象は資格情報が55%という研究があり、入室から数分で合否が決まると言っても過言ではない。

 

ポイント

①目線は一点に定め、きょろきょろしない
②歩くときは頭から吊られている感じで背筋を伸ばす
③例の仕方などのマナーも確実に習得すること

 

と書かれています。

 

事務所側の見解

 

モデルや俳優に関してはさらに厳しく見られますが、「姿勢」「立居振舞」に関しては声優の審査でもずっと見ています。

個人的にですが、「審査を待っている時の態度」は絶対に観るようにしているので、気を抜かずに他の方が審査している時も「自然と」聴いているようにしましょう。

※大げさに相づちや頷いたりすると不自然な感じが出てしまうので注意!

 

背もたれに寄りかからない、足を開かない、背筋を伸ばすなど、声優の演技には「姿勢」は大事になるので、オーディションの場でなくても気を付けていて損はないと思いますよ⭐

 

ちなみに、モデルや俳優だと「身長」「顔の大きさ」「足の長さ」「顔の形」「おでこの広さ」などなど見た目を意識して審査することになります。

 

オーディションの2次審査で審査員が見ていることを書き記事でまとめています。

声優オーディション書類審査・2次審査で審査員が見ていること【重要】
声優オーディション書類・2次審査で審査員が見ているポイント【重要】

 

自己アピールについて

 

 

三つ目は「自己アピール」について。

この項目では、審査員は

 

ポイント

①あなた自身の魅力を見ます
②具体的に語れる人かどうか
③存在感を残せるかどうか

 

を見ていると書いてあり、「もう一度会って見たいと思わせられるかどうか」がポイントと書かれています。

そのためには、あなた自身を「限定」する何かをアピールしないと印象に残らないとのことでした。

そして、対策として「自分にキャッチフレーズ」をつけたり意外なものに例えたり、ライバルにはないセールスポイントをわかりやすくエピソードで紹介しましょうと書かれています。

 

事務所側の見解

 

こちらに関しては半分同意で半分心配な部分もありますね。

特に、専門学校で学んでいる方に関しては、挨拶や話し方など「型」にはまったコピペのような方が多くいて、そういう方は全員同じように見えてしまいます。

審査員としては「また専門学校っぽい人が来たな」と思うことがしばしばあります。

なので「キャッチフレーズをつける」ということに関しては、ちょっと痛くなってしまうのでしない方がいいように思います。

 

もちろん、「なぜこの事務所じゃないといけないのか」「この事務所で自分が何ができるのか」などがあればよいですが、なかなか見つからないという方はいつも言っている通り「人に言われている客観的な性格や特徴」の中で自分を表すエピソードがあるかを考えてみてください。

存在感を残そうと考えるとただただ空回ってしまうので、背伸びせず「自分の得意な分野を徹底的に話す」のはありだと思いますよ。

タレントではないのでキャラクターは必要ないので、審査員に向かって真っすぐ誠実に話すことがいいと思います⭐

 

 

実技審査について

 

 

四つ目は「実技審査」についてです。

表現力のあるなしを判断するポイントとして、「間の取り方」をあげられています。

相手の反応によってその後の演技も変化するので、それを誤ると「想像力が乏しい」と判断されてしまうとのことでした。

その対策としては、渡された台本のいい方や言い回しを工夫するのでなく、生い立ちや人間関係、過去のことなど想像を膨らませて表現しましょうと書いてあります。

 

事務所側の見解

 

これはTwitterで活動している皆さんはいつも考えて演技する習慣をつけるといいと思います。

自分の中でキャラクター性を決めつけてしまうのではなく、その文章から読み取れる「設定」を理解して演技するといいと思います。

あまり設定が書いていない場合は、自分でイメージして作ってみてあとで聞かれたら答える形でいいかもですね。

どちらにしても具体的なイメージがないと「読んでいる演技」になってしまうので、これはその通りだなと。

 

声優を目指す上で毎日してほしい5つの事をご紹介しています

声優志望の活舌トレーニング -絶対毎日続けるべき5つのこと
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質疑応答について

 

 

最後に、「質疑応答」についてです。

この項目では、具体的なやりたいことをアピールして事務所とマッチしていると思わせることが大事だと書いてあります。

声優に関してはフリートーク力も求められ、ファンが増えればアニメ番組に出やすくなる場合もあると。

そのために、常にネタ探しや語彙力などの勉強をし、多くの人とコミュニケーションをとってちゃんと自分の思いや考えを人に伝える努力をしましょうとのことでした。

 

事務所側の見解

 

個人的には質疑応答に関してかなり重点を置いています。

というのは、「トーク力」を求めているのではなくて「その受験者の地声」と「表情」を一番自然に感じられるからです。

なので、自分は質問をするときに自分自身が受験者の方の感情を引き出せる質問をするように努めています。

受験者の方は、それに対して自然に反応し、背伸びせずに答えればいいと思っています。

 

トーク力があってアニメ番組に出やすくなることはほぼほぼないです。せいぜいラジオの話が来た時に事務所から押してもらえるくらいです。

声優は、ちょっとしゃべれない方が愛嬌があっていいこともあるので、一概には言えませんね。

 

ただ、本当にしゃべれないのは良くなくて、「自分の伝えたいことを言葉に出来る」能力は声優にとって必要だと思いますよ⭐

 

最後に

 

上記ヒューマンアカデミーの「オーディション必勝マニュアル」を検証してきましたが、結局のところ言い方の問題だけであって、言おうとしていることは一緒です。

基礎ができていないとそもそもチャンスは生かせないし、チャンスを作るためには色々な声優事務所の人に会って合う事務所を見つけるのも手です。

 

ヒューマンアカデミーでは年間数百本のオーディションを実施しているので、その個々に違う個性を見つけてもらいやすくなるのは確かだと思います。

結局は、人間力は演技に現れますし、演技力は人間力を移す鏡だとも思います。

 

それが自然とできていれば上記の項目は全てクリアでき、あとは縁を探すのみになると思うので、チャンスの多いところで試してみるのがいいと思います。

 

そしてこの冊子もしっかり読んでみてみなさんの感想も聞かせてください!!

 

今(だけ??)資料請求すると総合案内と一緒に送られてくるので、是非チェックしてみてくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

ヒューマンアカデミーの詳細はこちらの記事で紹介しています。

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